製品情報

公式サイト > 製品情報 > 鉄力あぐり・あくあ > 原理紹介

植物の成長に必要な鉄イオンを安定して供給

植物は鉄分を「2価鉄」の形で根から吸収します。地球は鉄の惑星とも言われるように、土壌中にはたくさんの鉄を含んでいますが、それらの鉄は3価の鉄であり、植物は3価の鉄をそのまま吸収することはできません。植物は自らエネルギーを使って、その3価の鉄を2価鉄に還元してから根に取り込んでいます。

当社の鉄力あぐり・鉄力あくあは植物のメカニズムを考えた資材であり、不良土壌や悪天候など、植物の力が弱っている時でも鉄分を吸収させ、元気な植物を育てることに貢献します。


鉄力あぐり(固形): 酸化第一鉄(FeO)から2価鉄を持続的に供給します。

鉄力あくあ(液体): 有機酸鉄錯体の成分が2価鉄を即効的に供給します。



効果事例(ユリの葉色改善)


なぜ植物に鉄が必要か?

植物は光合成を行い、エネルギーを作っていますが、この働きは葉緑素で行われています。この葉緑素を窒素栄養から作る際に、鉄が必要となります。鉄がないと葉緑素が作れなくなり、光合成もできなくなってしまいます。pHが高い土壌や、低温・低日照などの不良環境では、鉄の吸収が悪くなり、葉の色が薄くなってしまいます。そのような場合は吸収しやすい鉄分を供給することにより、植物が再び元気を取り戻します。

植物の栄養素といえば、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)が主要な3要素ですが、鉄も必須の栄養素です。鉄が不足すると、他の養分が十分にあったとしても植物の生育は制限されてしまいます。鉄は葉緑素の合成以外にも、ミトコンドリアにおけるエネルギーの生産や、窒素肥料をアミノ酸に変換する働きも担っています。



鉄がないと植物の生育は制限されます鉄のみが不足したトマトの苗


鉄の働き 1. 葉緑素の合成(光合成)


鉄の働き 2. エネルギーの生産(呼吸)


鉄の働き 3. アミノ酸合成(代謝)


×